伝説の落とし穴探知士、その素顔に迫る!

落とし穴探知士。
落とし穴を事前に探知し、しかるべき対策を行うことで、はまる人を減らす職業だ。
「士」の字が用いられていることからもわかるように、専門性の問われる士業である。

日本ではあまり知られていないが、世界的に見ると……さらに知られていない存在なのだ。
あなたもきっと、実際に身近で見かけたことがないと思われる。

謎多き落とし穴探知士。その秘密を探るべく、本官はタウンページなどの独自の情報網を展開。
すると、「10年に一度の逸材」「8年に一度と言われた昨年よりもやや二重幅が広い」「足のサイズが異様に大きい」
などと囁かれる人物に辿りついた。

その人物にインタビューを敢行。
本邦初公開となる伝説の落とし穴探知士の全貌。涙と白米なしでは語れないドラマがそこにはあった。

お前、誰だよ

──こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。

?? うわっ!

──あの、よろしくお願いいたします。

?? ビックリした!どこから出てきた?

──質問するのはこちらです。よろしくお願いいたします。

?? お前、誰だよ?

水飲んでもいいですか

~20分後~

──本日はよろしくお願いします、織田 不鳴ホトトギス斬捨野郎さん。

野郎 明愚 秀光です。

──さっそく色々伺っていければと。

野郎 何でも聞いて。

──持病は何ですか?

野郎 初対面で聞くことじゃないよね。いや、誰であっても聞いちゃダメだよ。

──水飲んでもいいですか?

野郎 別にいいけど。

──いただきます。
──あ、飲みます?私の飲みかけでよければ。

野郎 さっさと次行けよ。

今後の展望について

野郎 早いだろ。未来の話は終盤にするだろ普通。
 
 
 
 
 

今後の展望について

野郎 諦めなかったね。

──そうですね。やはり、一度ぐらいはすごい人にインタビューして……

野郎 お前が答えるの?
 
 

閑話休題

野郎 見出しの使い方がおかしくなってきたな。

──お遊びはこれくらいにして、色々伺っていきたいと思います。

野郎 早くして。

──そもそも、落とし穴探知士になろうと思ったのはなぜでしょう。

野郎 親を安心させたくて。

──なるほど。落とし穴探知士はどんな時にやりがいを感じますか?

野郎 一仕事終えた瞬間

──落とし穴探知士ってぶっちゃけなんぼのもんですか?

野郎 地味ながらも人々の支えに

──人という字は

野郎 雑にこなすなよ!食い気味に次々行きやがって、わんこそばか!
   掘り下げるのが仕事だろ!あと最後金八パクってんじゃねえよ!
 

──それで、スペインで一文無しになったんですね。

野郎 えっ?お前、俺がキレてる裏で他の奴と喋ってた?

──はい。

野郎 そっちの方が話面白そうだし。

──ハハハ。

うどん屋を営んでみては

──いかがでしょうか。

野郎 興味なくなってんじゃん。聞きたいことないなら帰っていい?

──…………もう少しの辛抱です。お互い。

野郎 まあ……実際この仕事がいつまで続けられるかわからないんで、いつかはそういうのもアリかも。
   あ、極太麺のうどん好きなんだけど行きやすいとこになくて。もはや自分でっていうのもいいか!
   超極太でさあ!直径30cmの麺を薄く切ってさあ!でっけえ餃子の皮じゃん!みたいな!

──ハハハ。

野郎 乗られても違うな、みたいな反応やめろよ!

乗られても違うといえば

──ラクダって結構乗り心地悪いんですよ。

野郎 そうなんだ。

──だから逆に乗せてあげて砂漠を歩いてみたんですよ。

野郎 お前がラクダを背負ったの?

──はい。

野郎 本日は無礼な言動をとってすみませんでした。

──ラクダのやつ、ばつの悪そうな顔してましたよ。プライドに障ったんですかね。(笑)

野郎 ハハハ。

プライドに障るといえば

──以前、人間国宝にインタビューしたんですけど。

野郎 もうすごい人にインタビューしてんじゃん。

──所詮人間の範疇は超えてないんで。

野郎 

──オカリナ奏者の人間国宝だったんですけど。

野郎 そんな奴いねえよ。

──ニトリぐらい凄いな~って言ってたら黙っちゃいましたよ。

野郎 プライドとかそういう問題ではない。

──ニトリって凄いじゃないですか。

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